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動線を取得する4つの方法

f:id:supreme-system:20170926191121p:plain 屋外での位置情報は、GoogleMapなどの地図情報アプリやカーナビなどで利用されていますが、ここでは屋内(店内、施設内、工場内など)での動線取得の方法をご紹介します。 店内や施設内の動線を取得するには次のような取得方法があり、目的や取得制度によって使い分けることができます。

調査会社などの専門スタッフが、来店客一人ひとりの行動調査票を作成する方法です。実際に店内などで来店客のエリア移動などをチェックして作成していきます。

設備投資が必要ないので、自社スタッフでも手軽に始められるメリットがある一方、店内の滞留時間にもよりますが、1動線当たり数千円程度かかりコストが高いことや、調査員に依存してしまい細かな分析を行うだけの情報をデータ化することができないこと、動線の取得数が限られてしまうことなどがデメリットです。

タグ

ビーコンなどのタグを来店客が所持し、店内に受信機を設置して位置情報を取得します。カートなどに設置するほか、スマホを利用するケースもあります。2015年にはパルコが動線分析を行い、リニューアル前後で回遊が起きたかどうかを検証する記事が取り上げられました。他にも、実証実験として、展示会場、スーパー、ジムなどでも取り組まれています。

ビーコンは軽く安価で導入しやすいのがメリットです。ただし動線としての取得制度は低く、数mのずれが発生することがあります。例えばショッピングモールで、建物間やフロア間の移動を取得してリニューアル前後後の回遊を比較したり、大きいテナント間の移動を取得して関連性の高いテナントを見つけたりすることは可能ですが、細かい売場内の遷移などの情報を取得することは難しく、「動線」としては利用ができません。また、タグを所持している来店客のみが対象となるので、来店者全体の動線を取得することはできません。

カメラ

既に店舗に設置してある監視カメラや、新しいカメラを利用して動線を取得します。 気になる点は画像で確認したり、顔認証カメラなどを利用すれば、性別やリピーターであることを判断したりすることもできます。ただし、カメラでは距離を取得することができないため、混雑している場合など人の重なりが発生するなど複数人いる場合には取り違えが多くなり、個々の動線を「追跡」することができません。

人数カウントして利用することはできますが、大人数の動線分析には向いていません。 カメラに映る範囲であればすべて計測対象とできるので、人による動線分析や、ビーコンによる動線分析よりは対象者数は増えます。

また、カメラでも、3Dステレオカメラであれば距離を取得することが可能なので、動線追跡に利用することが可能です。

センサー

センサーはキネクトなどのゲームに使われているように、ものの動きを検知することができます。誤差数cm程度まで細かい動きを取得することができ、非常に細かい間隔で位置をつなぐことで動線を追跡し続け、動線情報として活用することができます。混雑しているような店舗でも利用することができます。

店内の売場内での立寄りや、素通り・立寄り・滞留といった情報をデータ化し、分析していきます。 カメラと同じくセンサー照射範囲であればすべて計測対象とできるので、人による動線分析や、ビーコンによる動線分析よりは対象者数は増え、店内をカバーするように設置すればスタッフも含めた全来店者を計測できます。

タグや既存のカメラを利用する場合に比べるとセンサーは高くコストがかかりやすいですが、自動運転技術などセンサー自体の技術の進歩がめざましい中、今後コストは下がってくると想定されます。

ハイブリッド型

今までご紹介してきた複数のデバイスを用いて動線を取得する方法もあります。例えば、動線取得精度の高いレーザーセンサのほかに、個人を特定できるタグをスタッフに所持させるとスタッフ動線を特定することができます。また、同様にセンサーのほかに、顔認証カメラを利用すると、リピーターの動線を判定したり、センサーを設置できない(例えばトイレの出入り口など)場所での複数動線を同一人物としてつなぎ合わせたりすることもできます。

まとめ

f:id:supreme-system:20170926191129p:plain 現在の技術では、精度高い動線を大量に取得するためには、センサーによる動線取得が有力です。

一部来店者を対象とするのか、全来店者を対象とするのか、エリア間の移動などざっくりした動線を取得したいのか、売場移動レベルでの動線を取得したいのか、など動線取得の目的によって利用できるデバイスの選択肢は異なってきます。

動線分析Moptar

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